日本フェミニスト経済学会 2024年度大会

大会プログラムPDF

[交通手段]
「神保町」駅(都営三田線、都営新宿線、半蔵門線)出口A2より徒歩3分
「九段下」駅(東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5より徒歩1分
「水道橋」駅(JR)西口より徒歩7分

    • 大会参加費:会員(一般 1,000円、学生・非正規等 無料)、非会員(一般 1,500円、学生・非正規等1,000円)
    • 参加申込締切8月1日(木)23:59
    • Peatix 大会参加申込フォーム


懇親会

    • 日時:2024年8月3日(土) 18:00〜19:45
    • 会場専修大学10号館16階 相馬永胤記念ホール
    • 懇親会参加費:一般 4,500円、学生・非正規等 3,500円
    • 参加申込締切7月21日(日)23:59 *締切ました。
    • Peatix 懇親会参加申込フォーム

大会、懇親会とも、Peatixからお申込みください。
*当日会場でお支払いいただき参加することはできません。

 スケジュール

9:30 受付開始  2号館104室前

10:00~11:15 自由論題 (会場型)2号館1階(104~106室)

 A会場(104)B会場(105)C会場(106)
司会者

長田 華子(茨城大学)


大野 聖良(お茶の水女子大学)

平野 恵子(横浜国立大学)
10:00~10:35

藤野 敦子(京都産業大学)
「現代日本の『夫の転勤』が妻の育児孤独感、希望子供数に与える影響―因果媒介分析の4分解法による分析」

コメンテーター
松川 誠一(東京学芸大学) 

巣内 尚子(岐阜大学)
「中途型非正規移住時の収入の性別・年齢格差―台湾・日本のベトナム人移住労働者の比較から」

コメンテーター
堀 芳枝(早稲田大学)*オンライン

伊藤 鞠(同志社大学大学院)
「フェミニズムから見た科学と『政治のfeminization』」

コメンテーター
左高 慎也(日本学術振興会)

10:40~11:15

澤木 朋子(明治大学大学院)
「オーストラリアのジェンダー格差における一考察 -Award による賃金設定を中心に-」

コメンテーター
金井 郁(埼玉大学)

姜 喜代(同志社大学大学院)
「マリアローザ・ダラ・コスタとイタリア家事労働賃金要求委員会は何を目指したのか?新聞『家庭労働者』 から読み解く」

コメンテーター
足立 眞理子(お茶の水女子大学)

 

11:30~12:00 トークセッション(会場型) D会場(2号館3階302室)

国際フェミニスト経済学会(IAFFE) トークセッション 

12:00〜12:55 休憩

13:00~16:50 共通論題「フェミニスト経済学とエコロジー:人間と環境のウェルビーイングを模索する」 D会場(2号館3階302室) (会場+オンライン)

座長】岩島 史(京都大学)・大橋 史恵(お茶の水女子大学)

趣旨説明

 日光、水、土地、空気、生物といった自然環境はシステムの成立にとって不可欠であるが、主流の経済学知のなかではシステムの外部に無尽蔵にあるものとみなされてきた。そしてこれに接続する生存維持活動(サブシステンス)や再生産領域の問題系もまた、システムの外部にとらえられ、そのなかで女性たちの労働-身体は不可視化されてきた。「自然」と「女性」とがこのように資本主義の成立要件の外部に位置づけられていることについて、フェミニスト経済学はその成立の初期から批判的な関心を向けてきた。

 だが日本では、1980年代のエコロジカル・フェミニズムをめぐる論争において、女性を本質主義的に自然・環境・母性に結びつけることの問題認識がなされた先に、エコロジーの問題をめぐるフェミニスト的討議は大きな広がりを欠いてきたように思われる。この数十年間、私たちは「人間」の生きる経済社会関係を分析するにあたってジェンダーの視座が不可欠であることを明らかにしてきたが、「人間以上の」more-than-human相互依存的な関係にねざしたエコシステムを考える上で、フェミニズムがどのような視座を切り開けるのかについては、ほとんど議論を進めていない。

 一方で同じ数十年のあいだに、気候変動が災害というかたちをとって人間の経済社会関係に大きな「危機」をもたらすようになった。近年では自然環境をシステムの外部に位置づけるのではなく、人間の経済活動が地球環境に不可逆的な変化を与えていることをとらえる「人新世」の議論が大きな話題を呼んでいる。エコロジーという問題系は学術領域を横断して、知のありかたに再考を迫っている。このような局面において私たちは、フェミニストの批判的関心をどのように掲げることができるのだろうか。

 2024年度大会の共通論題ではこのような新しい趨勢を見据えつつ、フェミニスト経済学とエコロジーというテーマを取り上げる。自然環境と人間社会の関係をフェミニスト視点から再想像するような議論はいかにして可能だろうか。環境への「配慮」を数値化して取り込みながら、経済成長を前提としたよりよい市場資本主義をめざすのではなく、そのような学知のありかたそのものを問い直しながら、「人間以上の」(more-than-human)関係におけるウェルビーイングを模索したい。グローバルな経済秩序のなかに埋め込まれた不均衡な権力とジェンダーの関係を踏まえながら、領域横断的にエコロジーの問題系に再接近し、フェミニスト経済学の今後の課題を討議することを目指したい。

13:00~13:05趣旨説明】 座長 岩島 史 (京都大学)
13:05〜13:30報告1】佐藤 千寿(ワーヘニンゲン大学)
「ケアリング経済に向けて:ポスト資本主義フェミニストポリティカルエコロジーの視点から」
13:30〜13:55

報告2】湯澤規子(法政大学)「女性の社会活動とヒューマン・エコロジー:19世紀〜20世紀のアメリカ合衆国と日本を事例として」

13:55〜14:20

報告3】嶽本新奈(お茶の水女子大学)「反公害/環境運動で見落とされてきたケア労働:苓北石炭火力発電所建設反対運動を事例として」

14:20〜14:45報告4】福永真弓(東京大学)「あわいものから見る世界:サーモンとエコフェミニズムの交わるところ」
 14:45〜15:00  【休憩、質問紙回収】
15:00〜15:15 コメント1】小林 舞(京都大学)
15:15〜15:30コメント2】伊田 久美子(大阪公立大学)
15:30〜16:45  【質問への応答とディスカッション】
16:45〜16:50【まとめと閉会の挨拶】 座長 岩島 史(京都大学)

 

17:0017:45 総会(会場型)(2号館3階302室)   

18:00~19:45  懇親会 (10号館16階 相馬永胤記念ホール)

 後援:お茶の水女子大学ジェンダー研究所